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積木あそびについてニキーチン氏はこう語ります。
第一の条件は『あそびが喜びをもたらすこと』最大の目的は『子どもの順調な発達を促すこと』一番大切なルールは『子どもに代わって大人が問題を解かないこと』
あそびのなかで大切なことは、自分の考えていることがおとなの考えや手出しに妨げられられることなく、自分の思いどおりに
できることです。そしてそれが喜びや次への意欲につながることこそが、『あそび』の大切さなのです。

ロシアに住むニキーチン夫妻は、子育てに関心の深い人々の間で教育家としてよく知られており、日本でも、「暮らしの手帖社」を通じて紹介されています。
夫妻は、1959年生まれの長男アレクセイから1971年生まれの四女リュボーフィまで全部で七人の子どもたちを育てるなかで、自分たちの生活の基本姿勢を確かめ、その生活のなかで子どもたちの育ちの本質をみつめ、“育つ”こと“育てる”ことの意味を提言し続けています。

ニキーチンの生活観や『知育遊び』と呼ばれている積木あそびは、日本でも大変関心が高いようです。衛生・運動・知育のことはもちろん、人との関わり方や思いやり・家族の在り方・困難の乗り越え方・おとなの役割など、人が生きていく上での様々なことへの問題提起をするニキーチン夫妻に共感し、共に考える良いきっかけを与えてくれるからでしょう。
ニキーチン夫妻の家には、子どもたちの手の届くところにあらゆるものが用意されていました。大工道具・木片・工作用具・紙・つり輪・鉄棒・・・そして、いつも何をしようかと好奇心いっぱいの兄弟たちや一緒になって喜び、感じ、まじめに遊んでくれる両親、そんな家庭の中から少しずつ生まれ育ってきたのが、『積木あそび』です。

基尺のきちんとそろった白木の立方体にペイントされた積木は、黙々と一人で遊ぶ子どもや、問題を作って子どもに“作り出すヒント”を与える親、新しい使い方や遊びを見つけようとする子どもたちによって、独特の世界を作り出しました。
幼い子どもは大きい子どもの真似をしようとし、じっくり観察します。大きい子どもは、より高度なものに挑戦したり、立体を図面に表したりします。
おとなは、子どもたちの成長を見守りながら子どもを理解しようとし、また、自分自身も積み木遊びを楽しみます。
おとなも子どもも頭の中は、自分の考え方や工夫を素直に表現する楽しさでいっぱいなのです。

最後に、長い年月と多くの子どもに育てられた『積木あそび』、これについてニキーチンはこう言います。
《積木あそびに育つ力は、科学的な考え方だけではなく、人生で起こる様々な問題を解決していくのになくてはならないものなのです。》
遊び方の具体的な方法を覚え、それを子どもに“させる”ことは簡単です。しかしニキーチンは、《それならいっそのこと、させないほうがいい》とまでも言っています。
子どももおとなも同じものを使って共に遊び、共に語り合える“てだて”として『積木』を生かしてみませんか?
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ニキーチン積木の製造権と一部の書籍の出版権は、株式会社ブラザー・ジョルダン社が所有しています。
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